2014/09/02

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 Parkland



Il y a une brève critique en français sous le texte en japonais.



原題 Titre original : Parkland
Écrit et réalisé par Peter Landesman
Prise de vue : Barry Ackroyd
Avec:Zac Efron, Marcia Gay Harden, Billy Bob Thornton, Jacki Weaver, Paul Giamatti

2013 USA / color 93min (ratio 1,78)

脚本・監督:ピーター・ランデズマン
撮影:バリー・アクロイド
出演:ザック・エフロン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ビリー・ボブ・ソーントン、ジャッキー・ウィーヴァー、ポール・ジアマッティ

2014.08.31 桜坂劇場 ホールAにて



この映画の原題は単純に『Parkland』。1963年11月22日に合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディがテキサス州ダラスで狙撃されたときに救急で担ぎ込まれ死亡した病院が Parkland Hospital だ。またこの病院は犯人とされたリー・ハーヴェィ・オズワルドが2日後群拘置所に移送される際警察署地下通路でジャック・ルビーに撃たれたときに救急で運ばれ、やはり死亡した病院でもある。『Parkland』だけでは何のことか普通はわからないから、例えばブラジルでは『JFK、語られていない物語』、ドイツでは『パークランド、ジョン・F・ケネディの暗殺』、リトアニアで『パークランド病院』、トルコでは『JFK 暗殺』などのタイトルで公開されている。そして日本でのタイトルは『Parkland』に「ケネディ暗殺、真実の4日間」という副題が付された。この暗殺事件に関する資料は2039年に公開されるらしいけれど、とにかく様々な陰謀説などがあり、その検証とかをテーマとしたテレビ番組が半世紀を経た今日でもときどき制作されているし、ずいぶんと映画の題材にもなっている。この日本語タイトルに付された副題は決して映画の内容と離れたものではない。しかしこんな事情の下で「真実」という語を使われると、これまた事件の真相解明がテーマになっていると誤解をしてしまうのは自分だけだろうか?。この作品はそういうものではない。むしろオズワルドが単独犯人であることを前提としたような作りを批判する向きもある。


ではこの作品はどんな映画か?。ケネディ狙撃事件の舞台裏を描いているとでも言えばよいだろうか。舞台裏と言っても「どんな陰謀があったか?」というのではなく、大統領の来ダラスを喜ぶ人々、そして事件が発生してからの周辺の関係者、それはジャクリーン夫人、ジョンソン副大統領、シークレットサービス、医師や看護婦、FBIの捜査官、犯人とされたオズワルドの家族、そして8ミリカメラで事件を撮影したザプルーダー等々なのだけれど、そういう人々の動きを描いている。恐らくは徹底した情報収集や証言をもとに真実に近いものだろうけれど、要は良く出来た「再現フィルム」の域を出るものではない。そして描き方のトーンはやや情緒過多といった感じだ。こうした人々を描くのが中心となっており、狙撃が行われたとされるテキサス州立公立学校教科書倉庫ビルも特に描写されるわけでもなく、だから事件の真相の検証という要素はほとんどない。そういう周辺の人々の人間ドラマを描いたものとしての見がいはそれなりにある。


ところでこの事件には各種の陰謀説があるわけで、自分も自分なりに恐らくはこういうようなことだろうという予想はある。しかしいくつかの有力な陰謀説、自分はそのどれが真相であってもおかしくはないと思うし、そのどれにも特段驚きは感じない。人間の歴史、あるいは政治的・社会的なあり方というのはこんなものだと思っているからだ。9・11だってそうだろうし。そして一つ自分が思うことは、米国から日本への宇宙中継(衛生中継)、半世紀経った今ではこんなことは当たり前のことだけれど、このとき初めてのテレビの宇宙中継の実験放送があり、日本の我々はいきなり太平洋の向こうのケネディ暗殺事件の映像を見せられた。これは偶然というには出来過ぎではないだろうか。ケネディがダラスに遊説に行くこと、そのダラスでケネディを暗殺すること、それに合わせて宇宙中継のスケジュールを組んだ、という流れがあったのではないかと思えてならない。



映画度:★★★/5*

*註:★5個を満点とした映画度の評価に関しては後日説明の記事をアップする予定(既に一部アップ済み)。簡単に言えばどれだけ映画的な映画であるかということで、作品の良し悪し・好き嫌いとは無関係。



2014.09.02
ラッコのチャーリー


Bon! Pas très mal quand même. Ce n'est pas un film qui prétend éclaircir le mystère de cet attentat. Seulement une sorte de documentaire joué. On décrit la conduite et le sentiment des gens qui étaient autour de cet assassinat; agents de Secret Service, de FBI, vice-président Johnson, Jackie (Mme Kennedy), les proches (mère et frère) de Lee Harvey Oswald, le tailleur Abraham Zapruder qui a filmé la scène avec sa caméra 8mm, médecins et infirmières, etc... Je trouve ça un peu trop émotionnel mais quand même on peut savoir, en gros, ce qui s'est passé, comment ces personnes ont agi et l'impact sur eux.


Les étoiles indiquées en haut ne signifient pas mon appréciation du film, mais à quel point, à quel degré le film a le caractère ou attrait cinématographique et non télévisuel.


(écrit par racquo)






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